活動のご案内
活動の目的と取り組み
沖縄民医連には約60名余の薬剤師が所属し、病院・保険薬局・購入法人で活躍しています。患者の立場に立ち、「民主的なチーム医療」と「地域に根ざした医療・福祉」をモットーに、安全で有効な薬物療法をめざして、医薬品の提供、服薬指導、在宅薬剤訪問指導、患者会活動などに取り組んでいます。
薬剤師には、薬剤を正しく評価し、国民が安心して使用することのできる薬を提供できるための「目と構え」が必要です。薬害エイズや薬害肝炎などの悲惨な薬害が二度と起こらないよう、適正な薬剤評価と採用、副作用の検討などを行う薬事委員会活動や薬を正しく評価するためのDI業務などは日常医療活動の中でも重要な業務となっています。
充実した初期研修制度
沖縄民医連では、新入職員が入職後に自信を持って業務に取り組めるようなサポートを行っています。
3年間を初期研修期間と位置づけ、薬剤師部会が立案したプログラムテーマに沿って先輩薬剤師の指導の下、共に学び合う姿勢で行われています。また、他職種を講師としたリスクマネジメントや医療を取り巻く社会情勢の学習なども盛り込まれた幅広い視野を持つ薬剤師養成をめざして取り組んでいます。
薬学生薬局見学・体験実習等について
見学・体験実習の目的と特徴
臨床の場で患者さんと接し、スタッフと交流しながら民医連医療を体験してみませんか。医薬分業も進み、薬剤師の活動分野も多岐にわたっています。
医療現場で‘生’の医療を体験する事は、あなたのモチベーションを高め、薬剤師としての将来像やこれからの方向性について、きっと何かが見えてくるきっかけになると思います。
見学の日程やプログラムの内容については、皆さんのご意見・ご要望をできるだけ取り入れたいと思います。尚、施設見学については随時受付けます。お気軽にご相談ください。
お申込み方法は、お電話、またはメールにてお申込み下さい。
施設見学についてのお問い合わせ
沖縄県民主医療機関連合会
FAX: 098-833-3398
E-mail: okiminyakugaku@gmail.com
初期研修について
初期研修
3年間のテーマ(全28項目)
01
薬剤師の基礎疾患学習として
疾患・医薬品の基礎知識(薬剤師による疾患学習3単位)
疾患学習(各自で学習会へ参加し1年間で5単位取得とする、
1~2年目 合計10単位)
02
薬剤師の職能研修の基礎として
調剤の基本、医薬分業、医薬品評価Ⅰ・Ⅱ、副作用モニター
病院・保険薬局間相互実習、BLS(一時救命処置)講習
03
薬剤師の社会的研修として
薬害(副作用モニターとセットで1単位)
04
薬剤師の民主的集団医療研修として
薬剤師政策(2単位)、院内感染対策⇔医薬品購入
NSTとその関連業務⇔リスクマネージメント⇔ソーシャルワーカー
05
3年間のテーマ(全28項目)
絶対項目: 医薬品評価Ⅰ、薬害・副作用モニター、薬剤師政策、医薬品購入
推奨項目: リスクマネージメント、院内感染対策、NSTとその関連業務、ソーシャルワーカー
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1年目12単位
うち学習会参加5単位
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2年目10単位
うち学習会参加5単位
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3年目6単位
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4月~5月 |
初期研修の説明 |
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調剤の基本 |
沖縄民医連薬局の歴史と
県連薬剤師政策
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全日本民医連薬剤師政策 |
6月 |
医薬分業 |
院内感染対策 |
7月 |
疾患学習(薬剤師)
高血圧
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BLS(一時救命処置)講習 |
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8月 |
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医薬品評価Ⅰ |
9月 |
疾患学習(薬剤師)
高血圧
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病院・保険薬局間相互見学 |
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10月 |
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医薬品評価Ⅱ |
11月 |
疾患学習(薬剤師)
脂質異常症
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12月 |
リスクマネージメント |
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2月 |
薬害・副作用モニター |
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自由発表・まとめ |
薬剤師の声
はじめまして。私は沖縄協同病院薬剤師の儀間です。
私がこの薬局を就職先に選んだ理由は、最初に見学したときに薬局の皆さんの人柄が良くアットホームな雰囲気があったこと、他職種とコミュニケーションを取りやすい環境があったことです。
初期研修も3年間あり、とても充実したカリキュラムが組まれていました。
ここなら薬剤師としての職能を十分に磨くことができるのではないかと感じました。
実際に働き出してからは思った以上に忙しく、慣れるまで大変でしたが困った時は先輩方がいつでも気さくに相談に乗ってくれました。おかげで徐々に仕事を楽しめる余裕も出てきました。
仕事以外でも、薬局スタッフによるバーベキュー大会や病院の企画するナイトクルージングなど楽しめるイベントもたくさんあり、この1年はとても充実していたと思います。
サークル活動もエイサー、テニス、バスケなど盛んに行われており、職種の垣根を越えて交流する機会がたくさんあります。
プライベートで遊ぶ仲間も見つかりますし、他職種の仕事について知る機会も十分にあります。
沖縄出身の奨学生のみなさん、または沖縄に興味がある薬学生のみなさん、私達と一緒に働いてみませんか?一緒に沖縄の地域医療に貢献しましょう!
沖縄協同病院の薬局は、とにかくスタッフの仲が良いことが特徴です。皆で日々楽しく働いています。
業務内容としましては、内服や注射の調剤、がん化学療法の混注、服薬指導を含めた病棟業務、医薬品情報管理、薬事委員会への参加など、多岐に渡ります。薬剤師としての総合的なスキルが身に付けられる職場環境だと思います。
また、他職種との連携を図りながらチーム医療活動にも取り組んでいます。現在は、ICT(感染制御チーム)、NST(栄養サポートチーム)、緩和ケア、糖尿病等の各種委員会に参加しています。若い薬剤師も積極的に関わっています。
病院全体の雰囲気が温かく、他職種との距離が近い病院です。
業務外でも、エイサーやフットサル等のサークル活動やBBQ、ボーリング大会など、様々なスタッフ交流があることも魅力です。
まだ就職先を決めていないなら.....ここで一緒に働いてみませんか?
ぜひ一度見学にいらしてください。いつでも歓迎致します!
私は実務実習をこくら虹薬局で行い、それを機に奨学生となりました。
奨学生になると「薬学夏の学校」、「忘年会」など他大学で同じように頑張っている仲間や、将来一緒に働く先輩薬剤師と交流を深めることができます。
こくら虹薬局は総合病院の門前薬局で、1日平均350枚の処方せんを受けます。
忙しい薬局ですが、様々な科の処方せんを取り扱うので、幅広い知識を身につける事ができます。もし、一人では解決出来ない事があっても、頼りになる先輩薬剤師が沢山いるので心強いです。
また、魅力なのは研修制度です。先輩薬剤師や看護師、ソーシャルワーカーなど他職種を講師に迎え、薬剤師に必要なスキルを磨くことができます。
さらに、自分の深めたい分野への勉強についてもサポートしてくれます。
最近は在宅訪問、吸入療法などに力をいれており、薬局全体で新しい取り組みに奮闘しています。職員旅行やスポーツ大会などイベントもたくさんあり、とてもアットホームな雰囲気の薬局です。ぜひ、一緒に働いてみませんか♪
みさと虹薬局薬剤師の与那覇乙梨恵です。
私は沖縄民医連の奨学生制度を利用して、今の薬局に就職しました。
奨学生の間は、夏の学校や忘年会といった職場の先輩方と交流する場があり、仕事の事や一緒に働く先輩たちを知ることができます。
また、学生時代の悩みを先輩に相談できるという点でも奨学生と職員との交流は良かったです。
就職して1年目は仕事についてわからないことばかりですが、薬局の先輩たちは忙しい中でも困っていたら助けてくれるので、働いていて不安はなかったです。
沖縄民医連では新人研修が3年間あり、疾患や薬について学び、わからない事は指導する先輩に聞くことができます。
薬局は県内に4つありますが、職員旅行やBBQや飲み会など他の薬局の職員と会う機会もいろいろあって仲の良い職場で、先輩たちはおもしろい人が多いです。
みなさんもぜひ一緒に働きましょう、お待ちしています。
お問い合わせはこちらまで
沖縄県民主医療機関連合会 薬学生担当
E-mail min-iren@nirai.ne.jp