1960年代当時の沖縄県は劣悪な生活環境と医療体制により、「お金がなければ医者にかかれない」「医者にかかる時は死亡診断書をもらう時だけ」という状況にありました。そんな中、多くの県民から民主的な医療機関の建設を求める声があがり、「いつでも、どこでも、誰にでも親切で良い医療と福祉を」の理念のもと、1970年12月14日に沖縄民主診療所(現:那覇民主診療所)が開設され、沖縄民医連の歴史が始まりました。
沖縄民医連では、現在23の加盟事務所が地域に根ざした医療・介護・福祉活動を展開しています。
あなたも沖縄民医連の仲間となり、無差別平等の視点の下、民医連医療を発展させていきましょう。
沖縄民医連の奨学生制度は、学生の皆さんが国家資格を取得するために学業に専念し、より充実した学生生活を送るため、経済的援助を行うものです。また、「いつでも、どこでも、誰にでも、親切で良い医療・介護と福祉を」という理念に共感し、
将来沖縄民医連を担うことのできる医療者となるため、様々な学習の場を提供します。
共に、沖縄民医連の理念や活動に賛同でき、将来沖縄民医連の事業所で働く意思をもつ方なら、どなたでも申し込むことができます。
(募集定数内であれば、何年生からでも申込みをおこなうことが可能です。)
沖縄民医連奨学生になると、「奨学金規定」を尊守し、沖縄民医連や全日本民医連などの様々な企画を通して、 医療・福祉や介護などを始めとしたさまざまな社会を取り巻く情勢、患者さまをとりまく社会に目を向け学習していきます。 このような企画や実習に参加することで、医療現場で働く職員や医系学生との交流を行い、将来共に働く仲間である他奨学生同志や先輩職員との繋がりを学生のころから持てることが魅力です。 患者の立場に立った医療について深く理解し、患者を「一人の人間」として捉え、「患者の幸せ」を追求できるよう、 医学の知識だけに留まらず、 私たちの生活を取り巻く様々な社会問題に目を向け、学習していきましょう。
沖縄民医連奨学金の貸与額は下記の通りです。
※返済免除:国家資格免許取得後、沖縄民医連加盟事業所で、勤務し奨学金の貸与を受けていた期間、業務に従事していた場合、 奨学金は返済免除されます(医師については初期研修終了後からの勤務・業務従事からとなります)。
奨学生制度へのお申込みから承認までの流れは下記になります。
医学科奨学生の義務(カリキュラムの都合にて難しい場合以外参加)。
その他…
日本学生支援機構(旧日本育英会)奨学金制度との併用も可能です。奨学金制度には併用できない場合もありますので、
事前に必ずご相談ください。
奨学生制度について詳しく知らいたい方は医学生担当までご連絡ください。随時対応致しております。
卒業後の初期臨床研修は、沖縄民医連に加盟している「沖縄協同病院」にて行っていただきます。
「民医連」は全国組織です。47都道府県に1800を超える病院・診療所・薬局・介護施設があり、毎年200名近くの研修医を受入ています。
沖縄協同病院で初期臨床研修を行うことで、全国に仲間ができることも大きな魅力の一つと言えるでしょう。
奨学生制度に関心のある方は、ぜひお問合せください。
奨学生制度へのお申込みから承認までの流れは下記になります。
※面接の際に、奨学金規定の詳しい説明と確認も行います。
※20歳未満の方の面接は保護者同伴となります。
看護奨学生は、下記への積極的な参加をお願いしています。
<例> | 4月… | 新入奨学生歓迎会、年間計画の作成 |
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6月… | 平和学習「国民平和大行進」 | |
8月… | 九州・沖縄DANS「JEWL(ジュエル)」、医系奨学生合同サマーキャンプ | |
実技実習「実習に役立つ実技の学習」 | ||
10月… | 国試対策交流会 | |
12月… | 医系学生合同忘年会 | |
3月… | 国家試験「お疲れさま会」 |
奨学生制度へのお申込みから承認までの流れは下記になります。
薬学科科奨学生の義務(カリキュラムの都合にて難しい場合以外参加)。